転職を2回も3回も繰り返した方がブラック企業や早期離職を回避するコツ


キャリアコンサルタントが語る『転職ノウハウ』

転職して失敗。これほど辛い事はありません。転職活動を何度もしていると・・・また失敗するんじゃないか・・・ブラック企業に引っかかるのではないか?次も結果が出ないんじゃないか。そのような不安ってありませんか?

私が転職エージェントとしてキャリアコンサルタントとして日々の転職支援、キャリア支援で感じている事や自分の転職経験や様々な事例を総合して・・・

転職をして後悔したくない方へ事前に防げる情報を少しでもお送りできればと思い、ブログを書かせて頂きました。

私は人材業界で15年以上経験があり2014年には起業。転職エージェント&キャリアコンサルタントとして転職やキャリアの相談を日々させて頂いております。最近は転職エージェントを使わずに個人で転職活動をされる方も多く、様々な有料サポートも好評です。自己分析・自己理解の支援、面接練習、職務経歴書作成支援、内定承諾前のお悩み相談会、転職後のサポート(1ヵ月、2ヶ月)等もお気軽にご相談下さい。※詳細情報やお申込みはコチラ

実績と経歴紹介記事:転職活動の伴走者(escort runner)坂本典隆/キャリア経営パートナーズ/転職支援実績

YouTube運営動画チャンネル:悔いの無い転職&キャリアチャンネル

目次

転職して後悔しても遅かった。なぜそうなったのか?防ぐ方法は何か?

危険なブラック企業に転職しない為のチェックポイントについてまずは考えてみましょう。危険を察知する事で回避することが出来ます。

面接で怪しいな?何か感じた事があると思います。そういった直感を大切にする事で自分の身を守る事に繋がります。

危険なブラック企業に転職しない為のチェックポイント

まずは、ブラック企業とは何なのか?そのイメージを正しく理解しておく事が大事になります。ウィキペディアなどの一般的な情報の中にはこのように書かれております。

ブラック企業とは、「新興産業において若者を大量に採用し、過重労働・違法労働・パワハラによって使いつぶし、次々と離職に追い込む成長大企業」(今野晴貴による定義)を指す。

「従業員の人権を踏みにじるような全ての行為を認識しつつも適切な対応をせずに放置している企業」との指摘もある。対義語はホワイト企業。

読んでみるだけでも怖いイメージですよね。ポイントは危険な会社だという事です。

上司からの指導があっただけでブラックと騒ぎ立てる人もおられますが一般企業の指導の範疇のレベルはブラック企業とは言わず過剰に判断をしない事も大切ですね。

これからチェックポイントを3つお伝えさせて頂きます。(1)経営者の考え方(2)実際の労働時間や休日出勤(3)社内の雰囲気と働く社員の表情が大枠のポイントです。

(1)経営者の考え方

会社は経営者の考えで決まると言っても良いくらい明暗が分かれます。

・採用について
・教育について
・待遇について
・評価制度や目標設定について
・会社のこれからの事について
・経営者として大切にしている事について
・社長の仕事とは何かについて

他にもありますが社長の考え方を確認する事が危険を察知する一番いい方法です。

面接等で社長に会えない事もあると思いますが、出来る限り最終面接は社長とお会いしたいという流れに持って行きつつ判断をする場面を作る事は重要です。

(2)実際の労働時間や休日出勤

求人広告や求人票に書かれている残業時間を信じない事が重要です。

広告用の情報は特に募集を多くしたいという軸になる為、少なく書く傾向があります。

残業が10時間、20時間、30時間、40時間・・・とあったとしても実際はプラスαで10時間~20時間増えてもおかしくないと疑う事も必要になります。

その状態をしっかりと面接で確認をしてジャッジする事が必要になります。

具体的には、勉強熱心な事を話しつつも「社内に何時までは残れますか?」という質問で切り込んで行ったり。

「前職は新人時代に土日に会社に出勤をさせて頂いて勉強をしたりやり残した仕事をしていましたが御社は土日のオフィスはどのような状況でしょうか?」

前職の例えを出しながら会社が休みの日に社内に入って休日出勤があたり前かどうかの状況を確認する事も必要です。

(3)社内の雰囲気と働く社員の表情

社内の雰囲気から違和感を感じる事にも繋がります。やはり人と人との関わりが仕事を生み出しているからこそ普段の表情を見る事で社員さんの気持ちを推測する事が出来ます。

よくあるのは社内が整理整頓ができていない状態で汚い状況。これも危険な可能性があります。社内のメンバーが余裕が無いという事です。

また、社内で笑顔が飛び交っているのか?その点も確認していくと事前に確認する事が出来ますね。

色んな会社を訪問していましたが何気ない社内での動きは見れば見る程、見えてくる事もあります。私がお勧めしているのは「社内見学」をさせて頂く事。

更には先輩の方々に質問をさせて頂くという時間。座談会的な場をリクエストする事も未然にブラック企業を防ぐポイントになります。良い会社はその場に関して応じて頂ける事が多いですからね。

転職をする事とは何か?を理解する事

転職を何回もする方と全くせずに一社で定年まで仕事をする方等、お一人お一人の選択は本当にバラバラだと感じています。実は、転職をしている方が悪くて、していない方が良い。

そういった事を判断する事はできませんが、転職をしたことを後悔しているか?していないか?という事においては結果が違ってくると感じています。

転職をしたことが無い方であれば、今の会社でいるよりも、転職をした方が良かったかも・・・そう感じているのか?感じていないのかでも捉え方が変わってくると思います。

つまり、転職の回数や内容はどうでもよく、言ってしまえば、あなたが転職をどのように捉えて、今の現実をどのように感じて、どうしたいのか?その心の部分が重要です。

転職をして感じる事は人それぞれだからこそ、勿体ない転職はして欲しくないと思いますし、悔いの残る転職をしてしまうと、仕事においての充実度は勿論、仕事に対して本気になれず、成長できなかったり、惰性で毎日を過ごす方も出てくるかもしれません。

そうなる事が時間の無駄だと思いますし、自分の決断に責任を持って仕事に向かう為に、転職での想いをぶらすことが無いように事前に出来る事を全て行い、入社後は仕事に集中して、本当に大切な事に向き合える事を目指していかれると良いのではと考えます。

転職をする理由は何ですか?

転職理由は一人一人違っていますし、理由は一つではありません。私自身も転職を3回しておりますが、全て転職理由は違っております。

結婚をする事で将来を考えたり、会社で頑張ってきた中で評価や上司に不満を抱いてきたり、家庭環境の変化で介護の対応が必要になったりと想いは皆さん色々と持っていると感じております。

会社の進む方向と自分の人生を考えて転職を考える事に繋がっているかもしれません。

・ほかにやりたい仕事がある
・給与に不満がある
・経営者が変わったから
・会社の将来性が不安
・残業が多く体が辛くなったから
・専門知識・技術を習得したい
・土日祝日に休みたい
・正社員として働きたい
・転勤が出来なくなったから
・風通しが悪い
・業界の将来に不安を感じて

人間関係がめんどくさいと思ったら転職して良いのか?

ずばり!安易な転職は危険です。

人間関係とは好き嫌いや苦手や得意など相性面が大きく影響をしてきます。この相性は会った瞬間では分からずに少しの時間軸が解決をする事もあります。

例えば、最初は大嫌いで苦手だった方と一緒に同じプロジェクトを担当する事になった。その中で、自分のミスをカバーしてくれたり悩み相談にも応じてくれた。そんなやり取りを続けていたら当初の大嫌いから尊敬に変わるという事もありえます。

相手がどう思っているか?気になりませんか?

相手が自分の事を嫌いだと思い込んでいませんか?

特に転職をしたばかりの時にはお互いに関係性が全くできていないのでその距離感を間違って対応する方もおられます。人と人との関りが上手いい方はそもそも良いなと思えるような関りをしてきます。

実際に最初に厳しく対応をされたとしたら、「私の事があの人は嫌いなんだろうな。」そんなマイナス思考に陥る事もあるかもしれません。

でも、私の経験上でも言える事ですが、厳しく当たってきた先輩が悪気が無く接していたことでそういった対応になっていたという話を後から聞いたこともあります。

性格的に真面目で厳しい人は誰に対しても厳しく接してきます。そして仕事が出来るようになれば成長したからこそ何も言ってこないケースも多いですね。

私の場合はその後、仲良くなって何回も飲みに行ったという後日談があります。

人間関係で迷ったら相談をする事が大切

転職を安易にしない方が良いという話をしたのは、その前にやる事があるからです。

人間関係にも色んな要素があり、許せないのはパワハラやセクハラだと思います。そういったケースは泣き寝入りをして退職をする方が多いと思いますが、会社の信頼できる部署に相談をする事で会社が動いてくれるという事もあります。

実際に、今の時代背景もあり会社はそのような対処を適切に行うことが企業としての信頼にも繋がってくるので経営者や人事責任者などが事実確認や双方の情報を聞いて弁護士さん等も踏まえて動くこともありえます。

まずは、一旦、相談をしてみる事。自分で思いつめ過ぎずにSOSを出すことを忘れないでいて下さい。

企業は人なり。人がいるから企業は存続できる。だからこそ人を大事に経営をしている会社は存続できると私は感じております。

転職で後悔する方の傾向を知っておこう

その中で転職で後悔をする傾向=パターンと言っても良い内容を参考にご紹介させて頂きます。「そんな事があるんだ!」と感じて頂くだけでもプラスかなと私は考えます。

転職に失敗してやっぱり前の会社に戻りたい・・・そんな事を思う事が無いようにご覧いただければ幸いです。

・入社をする事がゴールになった方

転職をする事が終着点となると転職をしたことで気持ちが切れてしまい、入社後にエンジンがかからないという方もおられます。

達成感をどこで感じるのかは内定獲得ではなく、会社に入社をしたところがスタートであり、達成感を感じるのは入社した後になります。転職をしてからが本当にスタートになる事を理解する事は大切です。

・中長期的な視点が無かった方

転職をしたら1年後は、2年後は、3年後はどうなりたいのか?どうなっていたいのか?自分は何をしたいのか?そもそもの考えが無いまま、とりあえず入社をしてしまったという場合は、苦しむ事があるかもしれません。

仕事は短期は勿論ですがその先も大事になってきます。

・待遇を最優先にしていた方

お給料は大事な事だと思います。しかし、お金だけという考えで入社をしてしまうとそれ以外の部分で悩んでしまう事があるかもしれません。

お給料は良いんだけど、環境が悪いだったり、経営者の考えが合わなかったりとミスマッチが出る事も考えられます。お給料とその他にも2つほど、転職をする際に見たしたい価値観を決めておけばお給料以外でのヤリガイも感じられると思います。

・これぐらいの通勤時間は大丈夫だろうと安易に考えていた方

意外に多い失敗例になります。毎日の事になりますので、1時間が許容範囲なのか?30分なのか?個人個人違ってくると思います。

更にはラッシュ時の状況や乗り換えの回数なども毎日の通勤においてストレスにならないかどうかはチェックをしておくと良いと思います。

理想は、実際の通勤時間に何回か乗ってみて苦痛ではないのかを実感されると失敗を防ぐことが出来ます。

・友人が働いているから安心して入社した方

人というのは友人や知り合いから「大丈夫だよ!」「安心しておいでよ」という声を掛けられると、普段の転職活動では細かく調べたり質問をしていた内容を聞く事を忘れてしまいます。

それだけ、知っている方の話は鵜呑みにしやすいという事です。ポイントは普段の転職活動と同じように調べる事は調べて、質問する事は質問する。この行動で失敗は防ぐことが可能です。

・仕事が嫌になって無責任に退職をした方

逃げの転職と攻めの転職があると思います。労働環境が劣悪で問題企業であれば逃げる事は大賛成です。

関わらない方が身のためという事もあると思います。しかし、通常の企業で無責任に仕事を辞めてしまうと、社会人としてのマインドとして次の会社でも通用しない可能性が出てきます。

今の会社でも全力で仕事をするからこそ、転職先でも活躍できると考えます。

・最初に内定を得た会社に入社すると決めていた方

単純に自分ルールとして決めている方もおられます。この考え方はご縁とタイミングという事で素晴らしいと思いますが、時に比較検討をするという選択肢を持っておくことでじっくりと吟味して選択をする事が出来る為、納得感も強くなると感じております。

嫌な予感がしたけど、最初に内定が出たから入社しました・・・その結果、失敗したという事もあるので、選択肢を広げる事も一つの方法だと感じております。

・入社したら何とかなるだろうと甘く考えていた方

自分の可能性は無限大という言葉は私は大好きです。何とかなるだろうという前向きな気持ちも重要だと思います。ポイントは甘く考えていたという部分です。

転職をするという事はある意味、イチから・・・むしろゼロからのスタートをする事になります。

楽観的に考える事も必要ですが、厳しい部分も想定をしてしっかりと準備をする事や入社して3ヶ月は必死で働いて順応する事などを覚悟しておくと大きな失敗は防げると感じております。

以上が転職で後悔する方の傾向になります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。あなたのよりよい社会人生活を描ける事を願っております。

転職にお悩みの方がいらっしゃいましたら、
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キャリア経営パートナーズを活用する事で得られるメリットをご紹介

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なぜ書類が落ちるのか?その理由はたくさんありますが、採用責任者にそもそも届いていない可能性があります。あなたが採用責任者であれば、その書類を見てどう感じるのか?少し、そういった観点も持てるようになってきます。また、転職エージェントの当社を活用する事であなたの想いや人柄もプラスして伝えていきます。

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今までこんな事はないですか?「休みはちゃんと取れるのかを聞いておけば良かった。」「実際の退社の時間は何時になるのだろうか?」「強制的な飲み会は無いのか?」私達は今の人生も大切だと考えておりますが、キャリアにおいては5年後、10年後も大切です。家庭環境の変化で退職をするという勿体ない事をしない為にもあなたの人生において大切になる事をクリアにしておきませんか?

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今後、転職活動をお考えでしたら、転職活動を3回経験したキャリアコンサルタントに相談してみませんか?

以下に担当キャリアコンサルタントの紹介をさせて頂きます。

担当キャリアコンサルタント

株式会社キャリア経営パートナーズ
代表取締役 坂本 典隆

キャリアコンサルタント
TCS「認定コーチングスキルアドバイザー」
CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
経営者の軍師 認定コンサルタント(1級)

略歴

大学を卒業後、株式会社メガネスーパーに
入社をして販売職からのキャリアをスタート。

1年目に新人賞を受賞し
2年目から店舗責任者と教育担当として
完全燃焼の日々を送る。

4年半後、ウインク株式会社に転職。
メガネのボランタリーチェーン加盟店の
経営者に対して経営支援を行う。
30歳を目前にした時、
新しい業界にチャレンジをする事で
自分自身の力を試してみたいという気持ちが強くなる。

縁あって人材総合アウトソーシング企業の
株式会社エスプールに入社。
派遣コーディネーター、
支店責任者、コンサルティング営業を経験し、
派遣と人材紹介を徹底的に習得する。

その後、ベンチャー企業の
株式会社グッドニュースに転職し
求人広告・人材紹介・人材派遣の
ワンストップサービスの営業展開を行う事で
多くの企業との出会いを創出し
5年間駆け抜けた後、
株式会社キャリア経営パートナーズを
起ち上げた。

※出版実績(2017年8月21日発売)
その転職は後悔しませんか?
~転職成功に必要な心構え~

by キャリア経営パートナーズ