良い人財ほど、複数の内定を獲得する傾向にあります。特に福利厚生や待遇が劣る際に・・・どうすれば最終的に内定承諾をえられるのか?頭の痛い悩みだと感じております。最近は年間休日120日以上が当たり前の中、105日~110日の環境も中小企業を中心にたくさんあると感じております。今回は、休みが少ない中で採用成功に繋がった事例をご紹介致します。
■企業側のニーズ
企業規模も100人以上になるので求人広告・人材紹介等の採用手段は十分ご存じであり、人材紹介会社とのお付き合いも多数存在していた。その中で、なかなかマッチしないという理由で関東以外の紹介会社へのアプローチも含めて動かれていた様子。
■人財紹介サービスを利用した理由
普段から活用されており、成果報酬型である事とある程度の条件に合った人財のご紹介になるので、無駄な時間が少ないという部分もメリットにあげておられた。時間を有効活用する為に、相性の良い紹介会社とは長く付き合いたい意向を持っている。
■ターゲットの設定イメージ
企業として組織やチームとしての仕事になる為、人柄を重視しておられた。しかし、選考内で筆記試験もある為、ある程度の学力も備えている方ではないと最終的にはマッチしない可能性もある。ご入社後に短期離職にならないように長期的に勤務できる方を望まれていた。事務ポジションになるので事務的なスキルは勿論、海外とのやり取りもある為、英語ができる方は歓迎との事。
■担当キャリアコンサルタントの狙い
会社としての魅力はたくさん存在し、上司や同僚等のメンバーの人柄や経営者にも素晴らしい魅力がある。しかし、事務系を希望される女性が気になる年間休日が120日ではなく、土曜日が月に1日~2日出勤がある為、15日ほどは少なくなる環境だった。休みを気にする方であれば受けたいと思わない案件になる為、現職において休みが少なく、次の会社に対して長期的に働きたい意欲が高そうな方を選出する事にした。
■転職支援成功のポイント
現職が労働環境が悪いかもしれない・・・という対象者に向けてのアプローチを広く行った。その中で、世間一般的には休みをとっていそうだが・・・実態は土曜日の出社も多いという事実がある環境で働いている方との出会いがあった。中長期的なキャリアも長く勤めたい・・・そして英語のスキルが高かったので+αとして英語力を企業側にも提案する事ができた。お人柄においては現職でのお仕事ぶりから責任感も強く、真面目で誠実な方という印象は事前に感じていたので、面接時においても「お人柄」の評価も極めて高く、英語力も武器になるのでスムーズに採用決定まで繋がった。求職者側からも経営者を含め人事メンバーのお人柄にも魅力を感じて頂き、安心して勤務できる会社であると確信された事で内定承諾までは早かった。